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御礼と閉幕のご挨拶

10月17日から18日間にわたり開催した「神楽坂まち飛びフェスタ2015」は、11月3日をもって無事全日程を終了いたしました。

会期中、神楽坂でフェスタをお楽しみくださいました多くの皆様、魅力あふれる約70の企画でご参加くださった皆様、後援・協賛・協力をいただきました新宿区、新宿観光振興協会、地元商店会・団体、施設、企業、商店、地域の皆様、そして、今年もメインイベント「坂にお絵描き」に結集してくれた約60名のボランティアの皆様に、心より御礼申し上げます。

本フェスタは今年で17年目を迎えることができました。
現在からは想像もできませんが、1990年代後半、神楽坂は週末には人通りも途絶えるほどに賑わいを失いかけていました。そんな状況に危機感を抱いた、当時名タウン誌『ここは牛込、神楽坂』編集長だった故・立壁正子さん等が、「神楽坂は寂れるような街じゃない」「戦災で焼け野原になった神楽坂は目に見える形での名所旧跡は有していないが、1500年代半ば牛込氏が居城を築いて以来の、文化を積み重ねてきた時間がいたる所に息づいている。それを形にし、神楽坂の『文化の薫り』を伝えていこう」と、1999年「まちに飛び出した美術館」というアートイベントを立ち上げました。700mの神楽坂通りの坂道にみんなで絵を描こう、という卓越したアイディアもこの年に生まれました。

そして、2年目からは「神楽坂まち飛びフェスタ」と名前を変え、まち全体を巻き込んだ文化祭を目指して17年、回を重ねてきました。
ここ数年、実行委員会のメンバーは大幅に若返り、神楽坂を愛する先輩たちが心を込めて築いてきた「文化のまちづくり」の厚い地層の上に、新しい時代の流れも取り入れながら、次の10年、15年に繋がるような「継承と挑戦」を1つ1つ形にしています。

特に今年は「坂にお絵描き」を、アートフェスタとしての「まち飛び」の原点に立ち返り、多くの子ども達に思いっきり青空の下でお絵描きしてもらおう、子どもたちにとって想い出になるようなフェスタにしようと、「描くこと」に重点を置いて準備をしてきました。
お天気にも恵まれ、多くの子どもたちが神楽坂通りに集ってくれました。大人たち、外国の方々などと一緒に、存分にお絵描きを楽しんでもらえたのではないかと思います。

江戸・明治・大正の昔から美術、文学、音楽、演劇、舞踊、落語などなど、「伝統」から「モダン」まで、常にその時代の多種多様な文化を発信し続けてきた神楽坂の魅力、「神楽坂らしさ」を秋の数週間に凝縮し、未来に繋いでいくという「神楽坂まち飛びフェスタ」の原点を忘れず、さらに次の世代に文化のバトンを渡せるような魅力的なフェスタに育てていきたいと思っております。
実行委員一同、これからも心をこめて、「まちの手づくり文化祭」を丁寧に作り上げてまいります。

皆様、ほんとうにありがとうございました。 
来年の秋、また神楽坂でお目にかかりましょう!

 2015年11月吉日

                神楽坂まち飛びフェスタ実行委員会
                  実行委員長  日置 圭子
                       実行委員 一同