149.jpg

10月18日から約2週間にわたり開催された「神楽坂まち飛びフェスタ2014」は、11月3日をもって無事全日程を終了いたしました。

会期中、神楽坂でフェスタをお楽しみくださいました多くの皆様、魅力あふれる70の企画でご参加くださった皆様、後援・協賛・協力をいただきました新宿区、新宿観光振興協会、地元商店会・団体、施設、企業、商店、地域の皆様、そして、今年もメインイベント「坂にお絵描き」に結集してくれた60名を超すボランティアの皆様に、心より御礼申し上げます。
皆様のご支援、ご協力なくしては、1999年にスタートした本フェスタが、様々な環境の変化の中で16年目を迎えることはできませんでした。改めて深く感謝いたします。

1990年代後半、現在からは想像もできませんが、神楽坂は賑わいを失いかけていました。そんな状況の中で、当時名タウン誌『ここは牛込、神楽坂』編集長だった故・立壁正子さん等が、「戦災で焼け野原になった神楽坂は、目に見える形での名所旧跡は有していない。京都のような歴史的街並みが残っているわけでもない。しかし、神楽坂には1500年代半ば牛込氏が居城を築いて以来の、文化を積み重ねてきた時間がいたる所に息づいている。それを形にし、神楽坂の『文化の薫り』を伝えていこう」と、1999年「まちに飛び出した美術館」というアートイベントを立ち上げました。700mの神楽坂通りの坂道にみんなで絵を描こう、という卓越したアイディアもこの年に生まれました。

そして、2年目からは「神楽坂まち飛びフェスタ」と名前を変え、まち全体を巻き込んだ文化祭を目指して16年、回を重ねてきました。
ここ数年、実行委員会のメンバーは大幅に若返り、これまでの15年で築いた地盤の上に、若く元気なパワーが、次の10年、15年に繋がるような新たな試みを1つ1つ形にしています。

16年前、「まち飛びフェスタ」という可能性に満ちた種を蒔いてくださった立壁さん等の熱い思いに、いま、私たちは応えることができているでしょうか。神楽坂の「文化の薫り」を伝えることができているでしょうか。
街の景観は時代と共に変わっていきますが、街の「景色」は、そこに暮らし、働き、集う人たちがつくっていく。そんな「手づくりの文化祭」が目指す理想を、少しでも形にできているでしょうか。

いつか自信をもって「できている」と応えられるように、実行委員一同、これからも心をこめて、「まちの手づくり文化祭」を丁寧に作り上げていきたいと思っています。
江戸・明治・大正の昔から美術、文学、音楽、演劇、舞踊、落語などの庶民芸能…「伝統」から「モダン」まで多種多様な文化を常に発信し続けてきた神楽坂の魅力、「神楽坂らしさ」を秋の数週間に凝縮し、未来に繋いでいくという「神楽坂まち飛びフェスタ」の原点を忘れずに、さらに魅力的なフェスタに育てていきたいと思っております。

皆様、ほんとうにありがとうございました!
来年の秋、また神楽坂でお目にかかりましょう!

 2014年11月4日

                神楽坂まち飛びフェスタ実行委員会
                  実行委員長  日置 圭子
                       実行委員 一同